★当院ではノミ・マダニ・フィラリアの予防をおすすめしております。
ノミ・マダニは寄生されると吸血による貧血、激しい痒み、アレルギー性皮膚炎などの症状がみられます。
それだけではなく、下痢や腹痛を引き起こすお腹の虫や、命に関わるような病原体を多く媒介しており、猫ちゃんは勿論のこと、飼い主さんの命も脅かす危険があります。
★予防できる主な寄生虫について
マダニは人間に感染する病原体を多く媒介する寄生虫です。
特にSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、近年ニュースや新聞でも取り上げられており、
人間での致死率が20%、猫ちゃんに至っては60~70%の子が命を落とすとされている怖い病気です。
お外やお庭に出ることがある猫ちゃんは特に注意が必要です。
ノミは姿を目にしたことがある方も多いと思いますが、目に見えるノミはなんと全体のたった5%!
つまり殆どは卵・幼虫・さなぎの状態であり、寄生されていても気付く事が難しいのです。
また、ノミは気温が13度以上であれば、繁殖・成長ができる為、季節を問わず室内飼いの猫ちゃんにも予防が必要です。
フィラリアは蚊が媒介する寄生虫です。
フィラリアの幼虫を持った蚊に刺されることで体内に侵入され、成長した成虫が肺や心臓に寄生し発症します。
一般的な症状としては、咳・呼吸困難・食欲不振等がみられます。
しかし、感染していても症状がみられない子も多く、ある日突然ショック症状に陥り、
命を落としてしまうこともある恐ろしい病気です。
感染した場合、心臓から成虫を取り出す外科手術が行われる場合もありますが、
猫ちゃんへの負担が大きく、残念ながら良い治療法は確立されていません。
多くの感染症のリスクについてお話ししましたが、
これらの感染症はきちんと予防していれば防ぐことができる病気です。
毎月たった1度のおくすりで、大切な猫ちゃんを寄生虫から守ることができます。
何か気になること等ございましたら、遠慮せず当院までご相談ください。